今回のつぶやき
感情のままに判断しない
「水が半分入ったコップ」を見てどのように捉えるかという話を、耳にしたことがないでしょうか?
- 半分しか入っていない
- 半分も入っている
①をネガティブ思考、②はポジティブ思考の例として、用いられることが一般的です。
物事にはこのように、必ず対局する側面があります。
それらは受ける人の「考え方」や「感じ方」、そして「環境」や「状況」などによって決定されます。
全く同じ事柄でも、Aさんは「半分しか入っていない」と捉え、Bさんは「半分も入っている」と捉えることがあるということです。
だからといって、どちらかが「正しい」とか「間違い」ということではありませんよね?
ここから感じることは、
「ネガティブ思考」は「悪い考え方」
「ポジティブ思考」は「良い考え方」
と決めてしまっている風潮には、問題があるのではないかということです。
それなのに私たちは「善」か「悪」とか、「白」か「黒」のように、どちらか一方に決めつけようとする傾向があります。
対象が「水」であれば善悪の判断がなくても問題なくて、他のことであれば問題があるというのは、何だかおかしい感じがします。
ですから物事は、「事実」と「感情(考え方)」を分けて見る必要があると思います。
「水が半分入ったコップ」の話でいえば、「水が半分入っている」ということは誰が見ても変わらない「事実」です。
一方「感情(考え方)」は、発生するのを止めることはできません。
正解がわからないのに、自分で勝手に善悪の判断をしてしまいがちです。
「事実」と「憶測」では、どちらが信憑性が高いかが一目瞭然でしょう。
よって物事の「判断」を行う場合は、
- 「事実」に基づいて行う
- 「善」か「悪」とか、「白」か「黒」だけにとらわれない
に努めるようにしましょう。
まとめ
物事の「判断」を行う場合は
- 「事実」に基づいて行う
- 「善」か「悪」とか、「白」か「黒」だけにとらわれない