今回のつぶやき
他者より「優っている」ということにとらわれない
「自尊心」を高めると、「成功」や「幸福感」を得ることができると言われることがあります。
しかしある研究によると「自尊心の高さ」は、「良い業績」や「良好な人間関係」とは関係性がなかったとしています。
「自尊心」とは自分を肯定的に評価し、その評価を信じられることを意味しています。
ただこの「評価」は、周囲の人の自分に対する評価を感じとることにより行われています。
他者からの評価が高いと感じれば「自尊心」は高まる
他者からの評価が低いと感じれば「自尊心」は低くなる
ということです。
この「他者からの評価」ということがネックとなり、歪んだ自尊心の高め方をする傾向があります。
どのようなものかというと、
- 他者より「優れている」ことを知るために、他者と自分を比較する
- 嫌われたくないため、他者の間違いを指摘しない
- 「成功」や「称賛」にこだわり、他者を無視したり、欺いたりする
- 「失敗」や「批判」により評価が低くなることを恐れ、他者に攻撃的になる
といったことです。
他者より「優れている」ことに注力するあまり、自分の行いの善悪を判断できなくなりがちなのです。
本人が気づかぬうちに、他者から受け入れられなくなることにもなりかねません。
ですから「自尊心」を高めるときには注意が必要です。
本当に大切ことは、
- 他者を思いやる
- ひととして正しい行いをする
- 自分の軸を持つ
- 他者と比較しない
ことです。
その上で、自分について高く評価できるようになりましょう。
まとめ
本当に正しいことをしている自分を認める